店主からのご挨拶
12月になり、長野も朝晩冷え込むようになりました。
遅めの紅葉でしたので信州の山々はとても美しい景色です。
冷え込んだ日は飯綱・戸隠・黒姫ら信州五岳やアルプスは壮観です。
今月は14日に旬花落語会を開催させて頂きます。
いつも満席にして頂きありがとうございます。出演は2回目の春風亭柳朝師匠にお越し頂きます。
旬花では今年も信州小布施の大粒の栗で「大将の渋皮栗おこわ」を販売しております。
是非旬花の「だし」で拵えた渋皮栗おこわをお召し上がりくださいませ。
さて、こう寒くなりますと美味しい熱燗で体を温めたくなってしまいます。
旬花では冬の懐石のご用意とともに熱燗で燗上がりする日本酒をご用意しておりますのでそちらもお愉しみくださいませ。
日本料理旬花もお客様のひとかたならぬお引き立てを賜り12月で20周年を迎えることができました。
ひとえに皆様のお陰と厚くお礼申しあげます。
長いようであっという間の20年でしたがまだまだ先を見据えて精進して参りますので今後ともご贔屓を賜りますようお願い申し上げます。
冷え込んで参りましたので風邪などひかれませんようお身体にお気をつけ下さい。
12月は、温かみのある懐石料理を御用意してお待ちしております。
今月は「本金 純米吟醸 (日本酒・長野県)」「森伊蔵 (焼酎・鹿児島)」をお勧めしております。
竹鶴、山崎、白州、イチローズモルトでのハイボールもご用意しております!
是非ご賞味下さい。
陰暦 師走(12月)の由来。
12月は、お坊さんを迎えてお経を読んで戴く
僧が東西を忙しく走り回る「師走り月」からきているそうです。
師走は当て字で語源は以下の通り諸説ありますが正確な語源は未詳です。
師走の主な語源説としては、師匠の僧がお経をあげるために
東西を馳せる月と解釈する「師馳す(しはす)」があります。
この説は平安末期の「色葉字類抄(いろはじるいしょう)」に
「しはす」の注として説明されています。
現代の「師走」と漢字の意味も近く古い説であるため有力に思えますが
「師馳す」説は民間語源でこの説を元に「師走」の字が当てられたと考えられています。
その他、「年が果てる」意味の「年果つ(としはつ)」が変化したとする説。
「四季の果てる月」を意味する「四極(しはつ)」からとする説。
「一年の最後になし終える」意味の
「為果つ(しはつ)」からとする説などがあります。
大晦日 おおみそか
1年の最後の日を「大晦日〔おおみそか〕」または「大晦〔おおつごもり〕」とも呼びます。「晦日〔みそか〕」とは毎月の末日のことです。
一方「晦〔つごもり〕」とは、"月が隠れる日"すなわち「月隠〔つきごもり〕」が訛ったもので、どちらも毎月の末日を指します。
"1年の最後の特別な末日"を表すため、末日を表す2つの言葉のそれぞれ「大」を付けて「大晦日」「大晦」と言います。
〜108つの煩悩を祓う除夜の鐘〜
大晦日の夜ふけに、全国のお寺で鳴らされる108つの鐘を「除夜の鐘」といいます。
108とは仏教思想に基づく百八煩悩を意味しています。
煩悩とは「心を惑わし、身を悩ませる」ものを言い、鐘をつくことでこれらの煩悩を1つ1つ取り除いて、清らかな心で正月を迎えようと言うわけです。
また、108回のうち最後の1回は年が明けてから突きます。
これは、今年1年煩悩に惑わされないように、という意味が込められているそうです